古写真調査・探索の旅(関西編) その一
今年も京都大阪に古写真についての情報収集の旅をした。
今回の僕のメインテーマは四つあった。
その一つは、大阪府堺市南区茶山台1-9-1にある大型児童館ビッグバン所蔵の近藤勇
の名刺判写真現物を確認すること。またこの写真の入手事情を調べておくこと。
二つ目は慶応年間に京都の堀與兵衛の祇園支店で撮影された、新撰組隊士・谷万太郎
の写真現物の行方、現在の所蔵者について調査すること。
三つ目は京都の多田敏捷先生にお会いしていろいろと教えを請い、先生が見つけた京
都の堀與兵衛のガラス湿版写真、名刺判写真などを拝見させて貰う事。
四つ目は京都、大阪、名古屋に居る知人、友人と会い、行きつけの店で楽しく飲食を
共にすることだった。
もちろんその間に幕末の名所旧跡や歴史博物館などを見学することも入っている。
僕はこんなよくばりな、ハードスケジュールの旅をいつもしている。
まずは泉北ニュウータウンにある大型児童館ビッグバンの稲葉さんには休館日だとい
うのに、僕のために特別に同館所蔵の近藤勇の名刺判写真や、その他の明治期の名刺
判写真をいろいろと見せていただきありがとうございました。
学芸員の稲葉さんには非常に丁寧な対応をして貰い、またそのかわいい声もよかった
です。
これらの写真のほとんどは京都の多田敏捷先生が同館に納めたものだが、神戸、大
阪、京都の明治期の写真師、写真館の貴重な古写真やその他地方の写真館の珍しい古
写真も多くあり、僕は勉強にもなったが、大変面白かった。
同館では特別展示の際にしか近藤勇の名刺判写真現物は展示されていないそうです
が、見れる時にはぜひ観に行っていただきたい。
同じ写真は京都の霊山歴史館にも拡大されてパネル展示されてはいるが、写真台紙の
形状などはこれではわからない。
さて、この近藤勇の名刺判写真は多田敏捷先生のお話しだと、京都の同業者(古物
商)がどこからか見つけてきた写真だが、残念なことに元々の所蔵者についての情報
は不明とのことだった。
京都に行った初日には多田敏捷先生にお会いしていろいろとお話しを伺い、最近入手
された古写真もたくさん見せていただいた。
内田九一の写真や丸木利陽の撮影した青木周蔵の写真は特によかったです。
特に僕の研究テーマである京都の写真師・堀與兵衛のガラス湿版写真と名刺判写真に
ついては譲っていただいた。
また詳細はここでは書けないが「京都土佐藩探索方文書」(仮称)の内容は今後の幕
末史の研究を一変させるようなすごい内容の資料だったし、多田敏捷先生から教えて
いただいた古写真情報もすごい内容のお話しだった。




