大久保利通と西郷隆盛
大久保利通の肖像写真といえばご覧の名刺判写真が一般的だ。
また、西郷隆盛の肖像写真といえばご覧の写真が一般的だが、これは正確にいえば写
真ではなくてキヨソーネが大山巌と西郷従道の二人の親族の顔を参考にしたモンター
ジュで、元は石版で作成したものを写真にしたものである。
それでも今日、こういう古写真資料が残されているお陰で僕たちは大久保利通と西郷
隆盛の姿を具体的なイメージとして知ることができるわけだ。
司馬遼太郎先生の小説「翔ぶが如き」を読む際にもこういう写真があれば、よりリア
ルに小説を楽しむこともできる。
また、僕のように大久保利通と西郷隆盛の二人の今のご子孫にも会ったことがある
と、いっそう感慨深いものがある。
ここ数年、不思議なことに古写真を調べているとその古写真に写っているご子孫に会
うことも多い。
それは大久保利通と西郷隆盛のような有名な人のご子孫もそうなのだが、一般の方に
は知られていないが幕末から明治初年にかけて活躍した人物の場合もそうなのであ
る。
こうなるともう縁としかいいようがないのだが、都内の霊園を歩いていてそういう人
のお墓を偶然、見つけることもあるので、何だか奇妙な気分になることも多い。
どうせなら僕としては美人の芸者さんのご子孫で、自分の恋愛対象になりそうな独身
の美人の女性にお会いしたいものなのだが、そういことは一度もないんですよね、こ
れが。とほほ、・・・
もっとも古写真で見るヌード写真の女性はほとんど寸胴、短足の典型的な昔の体型
で、今の女性と比べればスタイルが悪く魅力的ではないです。
それでもたまに僕好みのすごい美人の古写真を見ると、会ってみたいと本当に思うこ
とがある。
もっとも今生きていてもすごいばーさんなんだからしょうがないですよね。
古写真を多く掲載紹介している参考資料で新人物往来社、世界文化社の本があるけれ
ど、そんな本に以前つきあっていて振られた彼女とよく似た古写真が掲載されてい
て、それを観たときにはちょっと懐かしかったし、悲しい気分にもなりました。
あの子はいま何をしているんだろうとか、もう結婚したんだろうなぁなんて考えてし
まって、それに比べて不甲斐ない自分を省みて遅くまでお酒を飲んだものです。
やれやれ。



