Archive for 6 月 16th, 2008

東京 両国橋

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今の両国橋は昔と違って隅田川の上流に掛かっているため、江戸、明治期の繁華街で
あった東西の広小路は、ややその位置が違っている。
ご覧の古写真は昔の両国橋を下流の日本橋側から、隅田川の対岸の東両国の方を眺めていることになる。
橋の右上に見える大きな瓦屋根は両国橋東詰にある回向院の本堂だ。
明暦の大火で焼死した無縁仏の供養のために建立されたお寺だが、境内には有名な鼠小僧白吉や山東京伝の墓所があり、大相撲ゆかりの寺でもある。
赤穂浪士の一行が討ち入り成功後、この回向院で休憩を取ろうとしたが、寺から拒ま
れてしまい、一行はそのまま泉岳寺に向かったという。
この回向院は関東大震災、東京大空襲で当時の建物は焼失してしまったが、再建され
て現在も同じ場所にある。
最近ではペットのお墓があることでも知られている。
現在の回向院前の通りを北に向かうと両国駅があり、そのさらに北側には江戸東京博
物館、両国国技館がある。
周辺には相撲部屋やちゃんこ料理店も多い。
一方、この古写真の手前側、かっての両国橋西詰めの広小路には、昔の賑わい、雰囲
気を感じさせるものがほとんどない。
目ぼしい場所は薬研堀の「薬研堀不動院」と「柳橋」くらいのものだ。
それでも僕はこの辺りを散策するのが大好きなので、もう何度も行っている。
隅田川の大花火大会は平成の今も有名だけど、ものすごく人が多いので、ここ数年、
僕は毎年テレビで観ることにしている。
ずいぶん前に大失恋した夏は、当時住んでいたマンションの上から、遠くに打ち上が
る花火の大輪を一人で眺めながら、缶ビールを飲んでいた。
だから僕の隅田川の花火の思い出はちょっぴりセンチメンタルなものとなっている。