幕末明治の肖像写真

 

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今年、2月10日に、ようやく石黒敬章氏が新しい著作、『幕末明治の肖像写真』(角川学
芸ブックス、定価(税込): 2625円)を出版された。
石黒コレクションを中心とした幕末明治の肖像写真は、どれもその内容は元の写真アル
バムが素晴らしいこともあり、大変な数の貴重な古写真ばかりである。
僕も少しだけ人物鑑定にはお手伝いをしたので、ぜひ手にとって買っていただけたら幸
いです。
さて、余談だが、この本は名前の読み方などに若干の誤りもあるが、それは校正者の誤
りであって、石黒敬章さんのせいではない。
この時代の人物の正確な読み方を調べるのは、僕も経験があるので判るが非常に難しい
のだ。
人物の正確な読み方は、何をその根拠にするのかが問題なのだが、僕は基本的にはこれ
は霞会館華族家系大成編輯委員会編 「『平成新修旧華族家系大成』上・下」(霞会
館、1996年)が、一番信頼できる参考資料だと考えている。
その他の既存の歴史大辞典やインターネットなどの記述だと、人物名の読み方が何をそ
の根拠としているのか不明のため、危ないような気がするからだ。
問題は『平成新修旧華族家系大成』に掲載されているような天皇家、皇族、華族ならば
これでいいのだが、僕のようにそれ以外の人物を調べていると、膨大な参考資料を一つ
一つ探ってゆくという大変な苦労をすることとなる。
そのため、僕は人物名の読み方については、自分の書いたものではなるべく避けるよう
にしている。
卑怯だけどごめんなさい。(ぺこり)



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