東京 王子 滝野川の茶屋
江戸時代中頃から、日暮里・道灌山・駒込・飛鳥山・王子にかけては、江戸近郊の行
楽地・観光地だった。
そのうち、今の北区王子では、王子神社から音無橋の手前で音無川に降りると、そこ
の川沿いに音無親水公園がある。
この大判手彩色の古写真は、東京王子の滝野川沿いの音無親水公園に昔あった料亭茶屋「扇屋」だ。
「扇屋」は慶安元年(1648)に、初代弥左衛門が農業のかたわら王子稲荷の参詣者を
相手に掛け茶屋を開いたのが始まり。
文人墨客や商人など町人を客とする料亭として繁盛した。
落語「王子の狐」の舞台にもなった。
隣には弥左衛門の兄が経営する「海老屋」があって、こちらは武士相手の料亭を開い
ていたという。
残念ながら現在の「扇屋」はビルに建て替えられて、居酒屋、料理店、歯医者などの
入った雑居ビルになっている。
名物だった「釜焼き(卵焼き)」は事前に予約しておけば、このビルの左手の卵焼き
の売店で、買えるらしい。
近くには、王子七滝、王子稲荷、お花見で有名な飛鳥山公演、澁澤栄一記念館なども
あるので、僕も何度かここに散歩に行ったことがある。
これを書いていたらまた王子に散歩に行ってみたくなった。
北区王子の歴史については下記もご覧ください。
http://www.kitaku.info/core/sangyo-bunka.htm



