七人のサムライ

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今回ご紹介する古写真は現在、大阪京橋にある「GALLERY UCHIDA」(内田写真株式会社)が所蔵している古写真だ。
断髪して髪型を現在のようにしている男たちが写っていることから、この写真が撮影
されたのは明治四年の断髪令以降で、おそらく明治五年~八年頃のように思われる。
日本刀を持っている人が多いことから、いずれも武士、士族出身の男たちであろう。
写真台紙裏には何も書かれていなかったため、人物名などはわからない。
また絨毯、敷物の柄もうっすらとしかわからないため、どこの写真館で撮影されたの
かもわからない。
しかし、この明治の若者、男たちの表情は素晴らしい。
みんな自信を持って新しい時代に生きてゆこうという気概のようなものを感じる。
この古写真を僕が最初に見たのは新宿の雄松堂書店の古写真の展示ブースだった。
僕は雄松堂書店に内田九一が撮影した風景写真を観るために行ったのだが、その時に古写真の展示ブースに他の写真といっしょにこの古写真も展示されていた。
僕は係りの人に「内田九一が撮影したかも知れないですね」と思わず言ってしまった
のだが、その根拠はない。
しかし、いい写真である。
後日、内田写真株式会社の内田社長も見に来られて、内田九一が撮影した風景写真と
いっしょに購入されたのもよくわかる。
写っている人物名がはっきりわかれば、しかもこの中に歴史的な人物がいれば、さら
に価値ある古写真ということになるのだが、まだ判らない。
どなたかご覧になって何かお気づきの点があれば、ぜひご教授いただいたい。

さて、それはさておきこの古写真を次に見たのが、「GALLERY UCHIDA」の図録第1号
に掲載されていたのだが、その説明に「内田九一撮影」とあった。
その根拠を「GALLERY UCHIDA」に問い合わせてみたら、雄松堂書店がそう言っていたからだという、そこで雄松堂書店にも問い合わせをしてみたら、何と僕がそうかもし
れないと言っていたからだというので、そうしたとのことだった。
僕は「GALLERY UCHIDA」、雄松堂書店にお詫びして、この古写真は内田九一撮影とは断定できず、誰が撮影したのかまだ判らないとお話しした。
それにしても迂闊なことは言えないなぁと僕は今でも深く反省している。
七人のサムライさんたちごめんなさい。



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